RisuMail 3.0 リリース

2009年12月22日 (火曜日)

RisuMail 製品をご利用の皆様、並びに関係者各位

日頃から RisuMail 製品をご愛顧頂き、厚くお礼申し上げます。

リスメールチームは本日 RisuMail 3.0 をリリース致しました。

本リリースは既にお客様専用の ftp.risumail.jp のサイトにアップロードされており、RisuMail (リスメール) 及び RisuMail Server (リスメールサーバ) の年間保守契約が有効なお客様は直ちにダウンロードすることが可能となっております。

■ 本リリースの主な特徴

今回のリリースでは、セキュリティ脆弱性の修正、PHP5 対応における改善を含めたバグ修正及び機能拡張に加え、お客様からのご要望をもとに、機能改善や追加機能を反映し、ダウンロードサイトのドキュメンテーションを充実させました。製品のより徹底した日本語対応に加えサポート体制も強化しております。また RisuMail 2.0 以降に確認できた脆弱性や、SquirrelMail に対し報告されたもので RisuMail にも該当する問題箇所におきましても、全て修正しております。詳細につきましては、製品に含まれる CHANGELOG (変更ログ)及び下記でご案内しておりますリリースノートをご参照ください。

修正にあたりましては、一部のお客様よりパッチをご提供頂き修正できた機能もございます。ご協力誠にありがとうございました。

また、RisuMail 3.0 は、リスメールチームの人員構成を一新してのリリースでもあります。

これまで累積された多くの製品の改善、そして組織の再編成を踏まえ、本リリースを 3.0 とすることに致しました。従いまして、予てからご案内致しておりました RisuMail 2.1 は、RisuMail 3.0 としてメジャーアップデートされてのリリースとなります。

改善に加えて上記の脆弱性の修正が含まれていることから、RisuMail をお使いの全てのお客様には、可能な限り早急にバージョンアップされることを強くお勧め致します。

■ 対応 OS

RisuMail は PHP ベースのアプリケーションです。PHP がインストールされている環境であれば動作しますので、オペレーティングシステム (OS) への依存性はありません。現在お客様には、 Red Hat Enterprise Linux, Fedora, CentOS, Solaris, FreeBSD など、多岐にわたる OS 環境にて RisuMail をお使い頂いております。

本リリースは PHP4 及び PHP5 に対応しており、現時点で最新版となる PHP 5.3.1 まで動作検証しております。

RisuMail 3.0 は下記の Linux OS のディストリビューション及びリリース用として RPM パッケージでもご提供しております。それぞれのリリースに含まれる標準の Apache のバージョンまたは IMAP サーバの種類及びバージョン向けに、予め RisuMail の設定ファイルが最適化されています。なお、別途ご用意させて頂きましたサンプル設定ファイルを使用することで、 Courier-IMAP といった標準以外の IMAP サーバとも使用可能です。

○ RPM パッケージが用意されているディストリビューション及びリリースの一覧

Red Hat Enterprise Linux 2.1 [ES, AS] (rh21)
Red Hat Enterprise Linux 3 [ES, AS] (rh3)
Red Hat Enterprise Linux 4 [ES, AS] (rh4)
Red Hat Enterprise Linux 5 Server (rh5)
Red Hat Linux 7.0 (rh7x)
Red Hat Linux 7.1 (rh7x)
Red Hat Linux 7.2 (rh7x)
Red Hat Linux 7.3 (rh7x)
Red Hat Linux 8.0 (rh8)
Red Hat Linux 9 (rh9)
Fedora Core 1 (fc1)
Fedora Core 2 (fc2)
Fedora Core 3 (fc3)
Fedora Core 4 (fc4)
Fedora Core 5 (fc5)
Fedora Core 6 (fc6)
Fedora 7 (fc7)
Fedora 8 (fc8)
Fedora 9 (fc9)
Fedora 10 (fc10)
Fedora 11 (fc11)
Fedora 12 (fc12)

Red Hat Enterprise Linux 用の RPM は互換性のある CentOS にも対応しています。
RisuMail はソースのターボール (tar.bz2) からもインストール可能です。

本リリースにて新規に対応した Fedora 8 (PHP 5.2.4), Fedora 9 (PHP 5.2.5), Fedora 10 (PHP 5.2.9), Fedora 11 (PHP 5.2.9), Fedora 12 (PHP 5.3.1) でも検証しており、インストールする上での必要な注意点はリリースノートにまとめてあります。

その他の修正及び機能拡張の詳細については、ソース及び RPM パッケージに含まれる CHANGELOG (変更ログ) をご参照ください。

■ RisuMail 製品及びドキュメンテーションに関連する追加情報の入手先

製品及びドキュメンテーションなどの情報は RisuMail 製品ダウンロードサイトより入手して頂けます。

○ RisuMail 製品ダウンロードサイト

http://ftp.risumail.jp/

アクセスするには製品納品時に提供させて頂きましたユーザ名とパスワードが必要です。 ダウンロード後、インストールを開始する前に必ず電子署名の確認をお願いします。

○ 新しい GPG 鍵のご案内

本リリースに際し、リスメールチームは新しい GPG の公開鍵を使用しております。
新しい鍵の詳細は次の通りです。

pub 1024D/93CB7EDF 2009-12-16 RisuMail Support
Key fingerprint = FF19 CBDE 2ABD DB93 8BAC 2A9A 7A72 A2ED 93CB 7EDF
sub 1024g/47737C58 2009-12-16

この鍵はダウンロードサイトの製品のダウンロードディレクトリ直下より、RPM-GPG-KEY のファイル名にて入手可能です。
二次的な入手先及び確認のため、以下の URL からもリスメールチームの GPG 鍵を入手することができます。

http://ftp.sanguine.net/pub/sahughes/rhx/risumail/RPM-GPG-KEY
http://pgp.mit.edu:11371/pks/lookup?op=get&search=0x7A72A2ED93CB7EDF

○ ドキュメンテーションサイト

今年から、製品のダウンロードサイト内にドキュメンテーションサイトを設置しており、インストール手順に加え、エンドユーザー向けマニュアルやプラグインなどに関する情報を掲載しております。

アップグレードをする際には、下記にてご案内しておりますリリースノートを必ずご参照ください。

○ リリースノート

RisuMail 3.0 へアップデートするためのリリースノートをご用意致しました。
ドキュメンテーションサイトのトップページよりアクセスして頂けます。

■ スコット・ヒューズからの謝意

当然のことではございますが、当事業の運営・存続は、お客様のご愛顧なくしては成立致しません。良い製品とサービスを継続してご提供することにより、お客様からの信頼を得て評価されるという原則は然る事ながら、リスメール事業は本当に素晴らしいお客様に恵まれていると我々リスメールチーム一同は実感せずにはいられません。

前回のリリースから今回のリリースに至るまで、このようにしばし期間が空きました事には、新しい体制が整うまでリリースは保留することとし、また来年の法人化も視野に入れながらの準備進行としていた当方の意向もございました。

お客様、仲介ベンダーの皆様、そしてお客様のサーバやネットワークの運営に携わる現場のエンジニアの方々におかれましては、当期間中の不具合修正や対応にご期待されていたよりも時間がかかってしまった折もご理解を示して頂けましたこと、そして遅れながらも対応出来るようになった際には柔軟に協力して頂けましたことを心より感謝しております。なお、そのような皆様の理解に甘んずることなく、もっとよりきちんとした対応が必要であると本事業を厳しく見つめ直したことが今回の新しい体制を作る上で重要な布石となりましたこともあり、多義においてフィードバックを頂けたことを大変有難く思っております。

当リスメール事業は小規模の事業でありながら、お陰様をもちまして2003年設立以降、丸 7年間にになろうとしており、人員体制で調整をしながらも、また厳しい経済環境の中においても、継続的に皆様に製品を提供して来ることができました。また、これまで10万以上のユーザベースも持つ ASP や、地方自治体や省庁といった日本の政府機関に至るまで製品を提供しております。そして RisuMail 製品は操作し易く、新しいリリースなくしても安定している、との評判を多数頂いております。

最後になりましたが、今回のリリースは、長い検証及びお客様との相談期間を経て導入されたバグ追跡ソフトウェア Bugzilla (バグジラ) の効果もあり、より良い対応ができるようになったことは間違いありませんが、本年度から心機一転し編成した弊チームメンバーの技術的な能力だけでなく、熱意と努力があってこそ実現できたものです。この場をお借りして、弊チームのメンバーにも深く感謝を致します。

来年以降の計画としましては、製品の改善、更なるサービスの充実に加え、法人化に伴い製品の多角化も視野に入れております。是非ご期待ください。

■ 価格

RisuMail はユーザ数を問わないサーバライセンス制(サーバ1台につき1 ライセンス)となっており、1 ライセンスあたりの初期導入価格は126,000円です。

この価格には一年目のサポート及び保守(年間アップデート)が含まれます。2年目以降は年間アップデートとして 42,000円をお支払い頂きだきます。

■ 製品全般に関して

RisuMail に加えて、RisuMail Server、RisuMail AntiVirus の製品をご用意しております。各製品の詳細については以下の URL をご参照ください。

RisuMail
RisuMail Server
RisuMail AntiVirus

■ 製品に関するお問い合わせ

○ ご購入に関するお問い合わせ

RisuMail や他の RisuMail 製品をご検討中の企業様、機関様、または RisuMail 製品の年間保守が既に満了し新たに製品をご購入を検討中のお客様は、info@risumail.jp または 03-5313-9531 までお問い合わせ頂くか、または以下の新規お問い合わせ用のフォームをご利用ください。

ご購入前のお問い合わせ

http://www.risumail.jp/enquiry/info

○ サポート関連のお問い合わせ

RisuMail 製品をご購入済みで契約中のお客様は、support@risumail.jp または 03-5313-9531 までお問い合わせ頂くか、または以下のサポート用のお問い合わせフォームをご利用ください。

ご購入後のお問い合わせ

http://www.risumail.jp/enquiry/support

今後とも RisuMail 製品を宜しくお願い申し上げます。

リスメールチーム
代表 スコット・ヒューズ


■ 備考:

○ 年間保守更新に関する確認

RisuMail 3.0 のご提供は、リリース時点で年間保守が有効な(年間保守が満了でない)お客様に限りますので、年間保守の契約更新がお済みでないお客様、あるいはダウンロードができないお客様はリスメールサポートまでご連絡ください。

○ RisuMail 3.0 のリリースに伴いまして、2.0 -> 2.1 (現 3.0) におけるセキュリティの脆弱性の修正用パッチも提供することを検討しましたが、脆弱性の対応により一部の製品仕様が変更されておりますので、3.0 へアップグレードすることをお勧め致します。

○ カスタマイズサービスのご案内

リスメール事業は設立以降、製品のカスタマイズサービスを行っております。RisuMail の機能及びインタフェースにおけるカスタマイズをご希望のお客様は、お気軽にご連絡ください。機能の仕様変更及びご用途に合わせた機能追加など、お客様のご要望に柔軟に対応させて頂きます。

○ プラグインサービスのご案内

RisuMail のコア機能または標準プラグインにも含まれない機能をご希望の場合、追加プラグインの提供により機能を実現することが可能です。SquirrelMail プロジェクトから入手可能なプラグインで、 RisuMail との互換性を確認したい、互換性がないものに互換性を持たせたい、日本語に対応させたい、あるいは日本語表示を可能にしたいなどのご要望がございましたら、リスメールチームまでご連絡ください。通常は別途費用にて提供させて頂くことが多いのですが、無償で対応可能な場合もございます。是非、お気軽にお問い合わせください。

○ 客様専用のメーリングリストの登録について

本リリースに関するお知らせは、お客様専用のメーリングリスト経由でもお送りしております。契約中でメーリングリストに未登録で登録希望のお客様がいらっしゃいましたら、リスメールサポートまでご連絡ください。