弊社製品をご利用の皆様ならびに関係者各位
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、ユーザー管理プラグイン(manage_users)の最新版をリリースいたしましたので、下記のとおりご案内申し上げます。
本リリース以降は、システム管理者は RisuMail のユーザーインターフェースを通じて、ユーザーの新規登録・編集・削除やパスワードの変更に加え、容量制限に関するクォータ値の確認・変更も行えるようになりました。これにより、従来の useradd コマンドを用いたローカルアカウントの作成が不要となり、通常のユーザー管理業務を RisuMail 上で一元的に実施していただくことが可能です。
また、本プラグインは CSV ファイルを用いた一括操作にも対応しており、大量のユーザー情報を効率的に管理することが可能です。
今回のリリースにおける新機能の一つとして、パスワードの完全一致による検索機能を実装しました。これにより、ユーザーに付与された初期パスワードが変更されたかどうかを管理者が確認できるようになっています。
さらに、複数ドメインへの対応も実現しており、登録可能なユーザー数やドメイン数に制限は設けられておりません(ただし、OS やサーバーの仕様により実質的な制限が発生する場合があります)。
本バージョンは RisuMail 4.2 および RisuMail 4.1 に対応しており、ユーザビリティの向上および操作ミス防止を目的とした、さまざまな改善を施しております。
該当パッケージ名は下記の通りです。
risumail4-plugins-manage_users-4.2.2-1
risumail4-plugins-manage_users-4.1.6-1
なお、本リリースに含まれる多くの改善点は、お客様からの貴重なご意見・ご要望をもとに実装したものです。この場を借りて、フィードバックをお寄せくださった皆様に心より感謝申し上げます。
主な変更点:
● 使用容量の表示に対応
ユーザー一覧画面に「使用容量」列を追加し、各ユーザーの利用状況が一目で把握できるようになりました。「クォータ容量」とあわせて、KB/MB/GBの単位で分かりやすく表示されます。
● 一括削除操作の明確化
一括削除操作にラジオボタンを採用し、「ユーザーのみ削除」または「ユーザーとメールを削除」の選択肢を明示しました。
● 検索結果のエクスポート機能追加
検索結果に絞ったデータのみを一括エクスポートできるようになり、必要な情報を効率的に出力できます。
● 確認メッセージと文言の見直し
ユーザー/ドメイン/管理者の削除時に表示される確認メッセージを、より具体的で分かりやすい内容に改善しました。また、表記ゆれの解消や誤記修正、文体統一など、画面内の文言を全体的に見直しました(例:「ユーザ」→「ユーザー」)。
● 誤操作防止の強化
ドメインの削除機能が有効になっていても、管理者権限を持つユーザーが自身の管理者権限・所属ドメインを削除または編集できないよう制御を追加しました。
以下が CHANGELOG を抜粋した今回のリリースに関する部分変更内容です。
Version 4.2.2 2025年 6月 6日 リリース
-------------------------------------
- ユーザー一覧画面に「クォータ容量」に加え、「使用容量」列を追加
- クォータ値の表示を読みやすい形式(KB/MB/GB)に変更
- ユーザー一覧画面の一括削除ボタンを検索条件がある場合に非表示に変更
- ユーザー一覧画面の一括エクスポートボタンを検索結果が0件の場合に非表示に変更
- ユーザー一覧画面の一括削除ボタンのチェックボックスをラジオボタンに変更("ユーザーのみ"と"ユーザーとメール"の選択肢を追加)
- ユーザー一覧画面で検索結果のみを一括エクスポートする機能を追加
- ユーザー、ドメイン、管理者の削除時に表示される確認メッセージをより具体的で分かりやすい内容に変更
- 「ユーザ」の表記を全体的に「ユーザー」に統一
- 管理画面冒頭の説明文を書き直し
- 文言を全体的に調整(表現の改善、誤記修正、文体の統一)
- ログイン中のユーザーが自身のユーザー、管理者権限、ドメインを削除できないよう修正
- ログイン中のユーザーが自身の管理者権限を編集できないよう修正
今後も皆様のご期待に添えるよう、機能改善と品質向上に努めてまいります。
ご不明点やご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
エス・エー・ヒューズ・エンタープライゼズ株式会社
IT部門
リスメール事業部
代表取締役
ヒューズ スコット