RisuMail 3.1 に関するより詳しい案内

2011年1月19日 (水曜日) 14:55

昨年11月に RisuMail 3.1 をリリースした時は、公のリリース文より詳しいご案内をお客様へ送っていました。このリリースの内容は製品をご検討中のお客様の参考になると思いますので、一般公開することにします。

今年は当事業の活躍レベルを更に上げていきますので是非宜しくお願い致します。

リスメールチーム
スコット・ヒューズ


件名:   [RisuMail Announce] RisuMail 3.1 リリース ~新機能追加、
                                  機能改善、最新 Linux ディストリビューションに対応~
差出人: RisuMail Support
日付:   2010年11月25日 (木) 13:09

RisuMail 製品をご利用の皆様、並びに関係者各位

2010年11月25日 (木曜日)

リスメールチーム(東京都世田谷区、代表:スコット・ヒューズ)は本日
RisuMail 3.1 をリリース致しました。

RisuMail (リスメール) は日本国内で開発されている高機能な商用ウェブメール
であり、政府機関(省庁、地方自治体)、教育機関(大学、専門学校、中学校・
高等学校)、一般企業(IT企業、税理士団体、美容室)、ASP(ポータルサイト、
サーバホスティング)等、多岐にわたる分野での導入実績を誇っています。

今回のリリースでは、機能改善および不具合の修正を行っている他、お客様から
ご要望を頂いた複数の新機能を実装しております。また、Red Hat が提供する L
inux の最新バージョンである Red Hat Enterprise Linux 6 (RHEL6) でも検証
が行われており、完全対応となっております。

RisuMail 3.1 は、既にお客様専用のダウンロードサイトから入手できます。


■ 本リリースの主な変更点

○ 次の機能を新たに追加しています。

- メール一覧に [YYYY/MM/DD HH/MM] 形式の日時表示オプション
- 送信者アドレスおよび件名の表示文字数の設定オプション
- ブラウザのオートコンプリート無効化オプション

尚、オートコンプリート無効化機能は、ISMS(適合性評価制度)を取得するため
にお客様からご依頼頂いた案件により追加した機能です。その他の新機能も製品
をご利用のお客様からのご要望により実現しております。

○ 次の機能改善および不具合修正が含まれています。

- テーマの選定および日本語化
- データベース使用時に発生する不具合の修正および機能改善
- セキュリティ強化のため RisuMail 3.0 で導入されたセキュリティトークンの
設定の最適化および不具合の修正
- 添付ファイルの扱いにおける改善
- 主設定ファイルを生成する conf.pl ツールの微調整および一部のデフォルト
設定の変更

データベース使用時の機能改善では、特に MySQL および PostgreSQL と連携し
た構成にて重点的に検証を行っております。このような構成は大規模なユーザ数
をサポートする際に使用することが一般的であり、千~十万単位のユーザ向けデー
タベース案件の実績を持つリスメールチームの製品は、多くのユーザを抱えるお
客様にも安心してお使い頂けます。


■ 対応 OS

RisuMail は PHP アプリケーションであり、PHP が動作する環境であれば OS を
問うことなく動作します。

本リリースは PHP4 および PHP5 に対応しており、現時点での最新版となる PHP
 5.3.3 上でも動作確認済みです。

現在、お客様には Red Hat Enterprise Linux, Fedora, CentOS, Solaris, Free
BSD など、多岐にわたる OS 環境にて RisuMail をご利用頂いております。

その中でも、リスメールチームが推奨する Linux ディストリビューションの Re
d Hat Enterprise Linux と Fedora に関しては動作確認済みで、RisuMail 3.1 
は 今月リリースされた Red Hat Enterprise Linux 6 および Fedora 14 にも完
全対応しております。

RisuMail が対応する Red Hat および Fedora の Linux リリースは以下の通り
です。

- Red Hat Enterprise Linux 6 (Server)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (Server)
- Red Hat Enterprise Linux 4 [ES, AS]
- Red Hat Enterprise Linux 3 [ES, AS]
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 [ES, AS]
- Fedora 14
- Fedora 13
- Fedora 12
- Fedora 11
- Fedora 10
- Fedora 9
- Fedora 8
- Fedora 7
- Fedora Core 6
- Fedora Core 5
- Fedora Core 4
- Fedora Core 3
- Fedora Core 2
- Fedora Core 1
- Red Hat Linux 9
- Red Hat Linux 8.0
- Red Hat Linux 7.3
- Red Hat Linux 7.2
- Red Hat Linux 7.1
- Red Hat Linux 7.0

RisuMail 3.1 は、上記の Linux ディストリビューションの各リリースに含まれ
るウェブサーバの Apache や IMAP サーバなどの設定ファイルを専用の RPM パッ
ケージの中で最適化してご提供しております。

Red Hat Enterprise Linux 用の RPM は、互換性のある CentOS にも対応してい
ます。

RisuMail はソースのターボール (tar.bz2) からもインストール可能であり、い
ずれの場合においても設定ツールを使用することにより、ご使用の IMAP サーバ
やプラグインの追加・削除およびテーマの変更等の設定も簡単にできるようになっ
ております。


■ RisuMail 製品のダウンロードサイト

RisuMail 製品のダウンロードサイトは下記の通りです。

http://ftp.risumail.jp/

アクセスには製品納品時に提供したユーザ名とパスワードが必要です。

ダウンロード後、インストールを開始する前に必ず電子署名のご確認をお願いし
ます。


■ ドキュメントサイト

製品の情報およびドキュメントは、RisuMail 製品ダウンロードサイトより入手
できます。

RisuMail 3.1 リリース用に、本リリースの新機能に関する詳しい説明やアップ
グレード時の注意事項を記載したリリースノートを用意しております。

また、データベースとの連携における機能改善に伴い、RisuMail の個人設定お
よびアドレス帳を格納するための MySQL および PostgreSQL の設定手順を示し
たドキュメントをそれぞれ一式ご用意するなど、入手可能なドキュメンテーショ
ンを充実させました。

その他の修正および機能拡張の詳細については、ソースおよび RPM パッケージ
に含まれる CHANGELOG (変更履歴) をご参照下さい。


■ 本リリースにおける謝意

新規機能に関するご相談、機能改善および不具合についてご連絡を下さいました
お客様へ感謝申し上げます。

データベースとの連携を中心とする検証、機能改善および修正は約15万人の大規
模なユーザ数を持つお客様のカスタマイズ案件により実現したものです。この場
をお借りして本件のお客様にも感謝を表させて頂きます。


■ RisuMail の特徴

RisuMail は GPL ライセンスに基づく SquirrelMail のコードベースを採用した
日本仕様の高機能な商用ウェブメールであり、日本国内でリスメールチームによ
り独自に開発が進められている製品です。

高機能に加え非常に安定性に優れており、お客様志向の開発方針に則った新しい
機能や機能拡張等の開発も積極的に行われています。

商用アプリケーションでありながら必要とするライセンス数は製品をインストー
ルするサーバ台数分のみであり、ユーザ数を問わないユーザライセンスフリーの
体系となっております。

ブラウザは Firefox、Safari、IE、Opera, Chrome など幅広く対応しております。
また、依然として利用が多い IE6 にも対応しております。

パスワード変更、メール転送、メール使用容量の表示を可能とするなどのプラグ
インを数多く標準装備しており、メールアーカイブやユーザアカウントの管理が
可能なオプションプラグインもございます。

カスタマイズサービスにより、表示項目の配置の変更・削除から、機能の追加や
仕様変更、更に見栄えの変更まで可能です。


■ 価格

RisuMail 製品はユーザ数無制限のサーバライセンス制(サーバ1台につき 1 ラ
イセンス)となっており、1 ライセンスあたりの購入価格は初年度保守付きで 2
70,000円(消費税別)です。

年間更新の場合、2年目以降の年間保守費用は 81,000円(消費税別)となります。
最大5年の長期契約も可能であり、一括でお支払い頂くと年間保守料の割引が適
用されます。


■ リスメール事業について

リスメールチームとも呼ばれるリスメール事業は、2003年2月の設立からおよそ8
年間に渡り大・中小企業、教育機関、そして政府機関へのウェブメール製品およ
び Linux の技術提供の実績があります。

事業内容は、「高機能ウェブメールソフトウェアを核とした RisuMail 製品 (Ri
suMail、RisuMail Server、RisuMail AntiVirus) の開発・販売・保守・サポー
ト・カスタマイズ、RisuMail 製品と各種オープンソースソフトウェアを組み合
わせたサーバの構築と保守およびコンピュータシステム・ネットワーク全般に関
するコンサルティング」となっております。

RisuMail に加えて、RisuMail Server、RisuMail AntiVirus の製品をご用意し
ております。各製品の詳細についてはリスメール事業のウェブサイトをご参照下
さい。

http://www.risumail.jp

リスメールチームは今後も当事業の製品技術に関連するオープンソースソフトウェ
アの動向を把握し、有用な機能は採用しますが、RisuMail 3.0 のリリース以降
に定めた方針に則り、オープンソースコミュニティとは完全に独立した形で開発
および保守を行い、お客様のご要望を最優先し積極的に取り入れていく所存です。

リスメール事業では、ASP 事業者や一般企業に対するカスタマイズ実績を数多く
持っており、プラグインのカスタム開発も承っております。

他のソフトウェアのメールエンジンとして、製品の OEM 提供も行っております。


今後とも RisuMail 製品を宜しくお願い申し上げます。

リスメールチーム一同

※「RisuMail」および「リスメール」はスコット・ヒューズの登録商標です。


■ RisuMail 製品および本リリースに関する問い合わせ先

リスメールチーム

Tel: 03-5313-9531
Fax: 03-5313-9532
Email:info@risumail.jp